■ ID | 753 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 中川低地沿いの更新統下総層群の層序と地質構造 |
■ 著者 | 中澤努
(独)産業技術総合研究所 中里裕臣 (独)農村工学研究所 中山俊雄 東京都土木技術支援・人材育成センター 八戸昭一 埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | |
■ 出版年 | 2009 |
■ 誌名・巻・号・年 | 日本地質学会関東支部第3回研究発表会、平成21年6月6日 |
■ 抄録・要旨 | 本研究では、関東平野中央部の南部地域に相当する、埼玉県東南部〜東京東北部の中川沿いの下総層群について地質構造を考察した。この地域の下総層群は下位より、地蔵堂層、薮層、上泉層、清川層、木下層、大宮層そして"常総粘土"により構成される。これらは、上部の大宮層、"常総粘土"を除いて基本的に1回の海進・海退による堆積サイクル(陸成層と浅海成層のセット)で形成されたものであった。地質構造は中川沿いで北西方向に分布深度が深くなり、堆積盆の沈降の中心が調査地域のさらに北側の埼玉県東北部にあることが示唆された。また、中川低地を横断する北東-南西断面をみると、北部(桶川-春日部-野田)で中川低地部分の相対的沈降が著しいが、南部(浦和-東川口-八潮-柏)ではほぼ平坦に分布しており、大宮台地南部では綾瀬川断層とされた箇所で明らかな変位はないことが確認された。 |
■ キーワード | 下総層群、大宮層、海水準変動、上総層群、木下層 |
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